
新しく営業所を立ち上げる際、事務所や休憩スペースとして候補に挙がるのがプレハブやユニットハウスです。工期が短く、コストを抑えやすい一方、夏場の暑さが気になる方もいるでしょう。エアコンだけでは室内の暑さを十分に抑えられない場合があります。
この記事では、プレハブやユニットハウスが夏に暑くなる理由から、暑さを放置した場合のリスク、今日から検討できる断熱・暑さ対策までをまとめて解説します。
従業員が快適に過ごせる職場環境づくりの参考にしてください。
プレハブやユニットハウスは、工場で部材やユニットをあらかじめ製造し、現地で組み立て・設置する建物です。企業の事務所や休憩スペースだけでなく、個人の趣味部屋や仕事部屋としても活用されています。
自分だけの空間への関心について、株式会社スペースクリエイトと株式会社NEXER Groupが2026年1月29日から2月9日にかけて、全国の男女500人を対象に実施した「『自分だけの空間』への憧れと関心に関する調査」では「自宅以外に『自分だけの空間(離れ、趣味部屋、仕事部屋など)』があったらいいなと思ったことはある?」という質問に「よく思う」(25.0%)「たまに思う」(26.6%)と回答した方が合わせて51.6%にのぼりました。
さらに「思ったことがある」と答えた51.6%の方に「『自分だけの空間』を主にどのような目的で使いたいか」と聞いた結果は以下のとおりです。
・趣味:44.6%
・リラックス・休憩:33.3%
・仕事・テレワーク:15.1%
「趣味」が最も多く、次いで「リラックス・休憩」「仕事・テレワーク」と続きました。この調査は個人の利用意向を示したものですが、趣味だけでなく、仕事や休憩に使う空間への関心もうかがえます。
プレハブやユニットハウスは比較的短期間で設置しやすく、用途に合わせて活用できる建物です。それぞれの仕組みや特徴、違いについて見ていきましょう。
アンケート引用元:自宅以外に「自分だけの空間」が欲しい人が約5割。47.3%が求める”一人で落ち着ける場所”(https://www.used-prefab.com/avail/20260226/)
プレハブとは「プレファブリケーション(prefabrication)」の略称で、あらかじめ工場で柱や壁などの部材を生産し、現場で組み立てる建築工法、またはその工法によって建てられた建物を指す言葉です。
工法や製品によっては、敷地の形状や用途に合わせて大きさや間取りを柔軟に設計できます。事務所や倉庫、店舗など、幅広い用途で採用されています。
ユニットハウスは、軽量鉄骨で組まれた箱型の建物を指します。プレハブ工法を用いる建物の一種で、製造工程の約8割を工場で仕上げるため、現場での組み立て作業を抑えられます。
設置条件によってはで設置できる場合もあり、工期の短さが特徴です。必要がなくなれば移設や撤去もしやすく、事業の状況に合わせて柔軟に対応できます。
U-prefabでは、豊富なラインナップのなかから用途や予算に合わせてユニットハウスをご提案しています。
プレハブやユニットハウスの暑さには、屋根や外壁の材質と断熱性能が関係しています。ここでは、夏に暑くなりやすい主な理由を2つ紹介します。
プレハブやユニットハウスの屋根や外壁には、ガルバリウム鋼板やトタンといった金属製の建材が多く使われています。金属は熱を伝えやすい性質があり、真夏の直射日光を受けると、屋根の表面温度は非常に高くなることがあります。
高温になった屋根や外壁の熱が室内側に伝わると、温まった天井や壁から人体や床に「輻射熱」が伝わります。輻射熱は、空気を直接介さずに物や人体を暖める熱です。
エアコンは室内の空気を冷やしますが、天井や壁が高温のままだと、設定温度を下げても暑さを感じる場合があります。
一般的な住宅では、天井や壁に十分な厚みの断熱材が施工されることが多い一方、プレハブやユニットハウスには、薄い発泡材のみを使用している製品や、断熱材そのものが入っていない製品も見られます。
断熱材が不十分だと、外気温の影響を受けやすくなり、夏は暑く冬は寒い環境になりがちです。快適な空間を目指すのであれば、導入する製品の断熱仕様を確認し、必要に応じて対策を検討することが大切です。
プレハブやユニットハウスの暑さを放置すると、作業効率の低下や健康被害、保管物の劣化などにつながるおそれがあります。事務所や作業場として利用している場合は、暑さによって従業員の集中力や作業効率が低下し、仕事に支障が出る可能性があります。
健康面のリスクにも注意が必要です。熱中症は屋外だけでなく、熱がこもりやすい屋内でも発生するため、事務所や休憩スペースとして利用する場合も暑さ対策が欠かせません。
また、倉庫として利用している場合は、室内の高温による保管物への影響にも注意しましょう。精密機器や塗料、資材、書類などは、温度や湿度の影響によって劣化や変形などが生じる可能性があります。
出典:厚生労働省「職場でおこる熱中症」(https://neccyusho.mhlw.go.jp/heatstroke/)
ここからは、プレハブやユニットハウスで実践できる断熱・暑さ対策を9つ紹介します。手軽に始められる日差し対策から、本格的な改修工事まで、建物の状態や予算に合わせて検討してみてください。
比較的手軽に始められるのが、すだれやよしず、シェードを使って日差しを遮る方法です。窓や壁などに直射日光が当たるのを防ぐことで、室内への熱の侵入や建材の表面温度の上昇を抑えられます。
ただし、強風時に飛ばされないよう固定する必要があるほか、素材によっては劣化しやすく、毎年の買い替えが必要になる場合もあります。まずは試してみたいという方に向いている対策といえるでしょう。
窓に遮熱フィルムを貼るのも、比較的取り組みやすい対策のひとつです。ガラス面に貼ることで日射熱の侵入を抑えられ、DIYでの施工にも対応した製品が販売されています。
一方、屋根に施工する遮熱シートは、専門の業者に依頼するのが一般的です。屋根全体の暑さが気になる場合は、こうした本格的な施工も選択肢に入れてみましょう。
遮熱塗料は、太陽光に含まれる赤外線を効率よく反射し、屋根や壁の表面温度の上昇を抑える塗料です。下地の処理をしっかり行ったうえで塗装すれば、美観の回復とあわせて、金属部分のサビを防ぐ効果も期待できます。
反射率は色によって差があり、白に近い色ほど高くなる傾向があります。なお、遮熱塗料の効果は、使用する塗料の種類や建物の日当たり・風当たりなどの条件によって変わります。
初期費用はかかりますが、屋根や壁の温度上昇を抑えることで、冷房負荷の軽減も期待できます。建物の状態や予算に合わせて、専門業者に相談しながら検討するとよいでしょう。
雨漏りが気になる、あるいは築年数が経過した屋根には、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねて取り付ける「カバー工法」が選択肢になります。既存の金属屋根の上に防水シートと新たな屋根材を重ねて施工するため、二重構造となります。
古い屋根を撤去する手間がかからないため、工期を短縮しやすいメリットがあります。また、使用する屋根材や断熱材の仕様によっては、雨音の軽減や遮熱・断熱性能の向上も期待できます。
ただし、屋根の状態や建物の構造によっては施工できない場合もあるため、専門業者に確認したうえで検討しましょう。
壁や天井に断熱材を施工すると、屋外から室内への熱の移動を抑えられます。また、冷房で冷やした室内の温度を保ちやすくなるため、エアコンの効率向上も期待できます。
ただし、断熱材は太陽光を直接反射するものではないため、屋根や外壁への日射が強い場合は、遮熱シートや遮熱塗料との併用も有効です。建物の状態に合わせて断熱と遮熱を組み合わせることで、夏の暑さに対応しやすくなります。
窓も、夏の日射熱が室内に入り込む場所のひとつです。既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付ける二重窓(内窓)は、窓と窓のあいだに空気の層を作ることで、室内外の熱の移動を抑える対策です。
冷房で冷やした室内の温度を保ちやすくなるため、エアコンの効率向上も期待できます。遮熱性能を重視する場合は、Low-Eガラスなどを用いた仕様も検討するとよいでしょう。
断熱や遮熱が不十分なプレハブやユニットハウスでは、室内に熱がこもりやすくなります。エアコンを設置する際は、一般住宅向けの目安だけで判断せず、建物の広さや断熱性能、日当たりなどを考慮して、十分な冷房能力を持つ機種を選びましょう。
すでにエアコンを設置しているにもかかわらず効きが悪いと感じる場合は、建物の広さや環境に対して冷房能力が適しているかを確認することも大切です。遮熱・断熱対策とあわせてエアコンの能力を見直すことで、より効率よく室内を冷やしやすくなります。
冷たい空気は下にたまり、天井付近には熱気がこもりやすいため、室内の温度にムラが生じやすくなります。サーキュレーターを併用すると、空気を循環させて温度のムラを解消しやすくなります。
冷房時は、エアコンを背にしてサーキュレーターを置き、冷気を部屋の奥まで届ける方法や、エアコンの反対側から天井に向けて風を送り、たまった熱気を循環させる方法があります。部屋の形や家具の配置に合わせて、設置場所や風向きを調整しましょう。
室外機が直射日光や照り返しの熱を受けると、熱交換の効率が落ち、消費電力が増える場合があります。日除けを設置して室外機の温度上昇を抑えることも、効果的な暑さ対策のひとつです。
ただし、吹き出し口をふさぐような箱型のカバーは、かえって熱がこもり、故障の原因になることがあるため注意が必要です。メーカーの設置条件を確認し、吸い込み口や吹き出し口をふさがず、風通しを確保できる方法を選びましょう。
プレハブやユニットハウスの暑さ対策では、日射による屋根や壁の温度上昇を抑える「遮熱」と、熱の出入りを抑える「断熱」をバランスよく取り入れることが大切です。対策を怠ると、従業員の作業効率低下や熱中症、資材の劣化などにつながるおそれがあります。
すでにプレハブやユニットハウスを利用している場合は、建物の状態や予算に合わせて複数の対策を組み合わせてみましょう。これから導入する場合は、設置後の追加工事を減らせるよう、断熱材の有無や遮熱性能などを事前に確認しておくことが大切です。
U-prefabでは、用途や予算に合わせて、豊富なラインナップからユニットハウスをご提案しています。当社でご購入された製品が不要になった際には、本体販売価格の最大30%での買取保証もご用意しているため、導入後のことまで考えて選びたい方にも適しています。
営業所や休憩スペースなどの新設を検討している方は、ぜひU-prefabへお気軽にご相談ください。
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平成19年9月に中古プレハブの買取・販売・レンタルをスタートし、18年が経過しました。
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